理事長ブログ

2009年01月29日
フッ化物によるむし歯予防

なぜむし歯予防?

8020運動(80歳で20本の歯を残し、なんでも自分の歯で食べましょうという運動)が平成元年に提唱されて以来約20年になります。歯・口の健康は全身の健康と大きく関連し、特に高齢になってからの
ADL(自立して生活する能力)やQOL(生活の質)の維持に不可欠なものであることが明らかになってきました。

う蝕(むし歯)と歯周病歯槽膿漏)は歯を失う第一要因であり、これを予防することが健康な生活を維持することにつながります。う蝕予防はその第一歩といえるでしょう。
 これから何回かに分けてフッ化物を利用したむし歯予防についてお話していきます。

 

早期発見・治療では遅い?

 

ところで歯にはう蝕にかかりやすい時期があります。それは歯の生えはじめから約5年間であり、ほとんどのむし歯はこの時期に出来ます。つまり人間の一生で言えば乳幼児から中学生くらいまでの間に発症を予防してしまえばその後にう蝕にかかる可能性はかなり低くなることがわかっています。

一方でう蝕に(かかった歯の多くは治療によって歯を保存する処置を受けますが、生涯という長い期間で見た場合、生活習慣や口腔衛生状態が変わらないと、う蝕は再発してしまい、修復処置を繰り返しながらう蝕は重症化する傾向があります。
 ですから早期発見・早期治療を一歩進めた早期管理。早期予防が大切なのです。