理事長ブログ

2009年01月20日
のどあめにご用心

 昔から風邪をひいてのどが痛くなると、のど飴をなめる習慣があります。最近ではカリンなどの生薬を配合した機能性を高めた商品や、子ども向けに味やパッケージを工夫した商品が販売されています。なかには「キシリトール配合」などむし歯にも一応配慮した商品もありますが肝心のキシリトール配合率はいまひとつはっきりしません。もっとも特徴的なのは「個包装」の形態をとる商品が多く、子どもがカバンやポケットに入れていつでも好きな時に摂取できるようになっていることです。

また、普通のアメは学校に持ってきてはいけない、ましてや授業中に食べることなどもってのほかですが、ことのど飴に関しては、はっきりダメといえず、対応に困る場合もあるようです。のど飴は薬だからと積極的に子どもに持たせる親もあるようです。

のど飴はあくまで唾液分泌をうながし、乾燥による咽頭の痛みを和らげるのが目的です。したがってどうしても無くてはならないものではありませんし、ましてや薬と同列に扱うものではありません。

アメ類はどうしても一回の摂取時間が長くなりがちで、しかも大抵は1個ではすみません。23個と食べるうちに気がついたら30分以上食べ続けていたということにもなりかねません。

風邪予防は手洗い・うがいが基本です。咽頭の乾燥を予防するにはマスクが効果的です。

基本を守って健康な生活を送りましょう。