無料メール相談 霧島市

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    メール相談事例

     

    【ご相談内容】

    今、4際で反対咬合です。そのせいか、はっきりと言えない言葉が多数あります。下顎を出して話す癖があります。矯正をすると、噛み合わせはきちんと直りますか?矯正をする場合、何歳から始めた方がいいのですか?

    【回答】

    4歳で反対咬合という事ですが、まず、反対咬合には大きく分類すると3つの原因があります。

    1.上顎が前方および側方にしっかり成長していない(劣成長)もの
    2.下顎が前方に成長しすぎる(過成長)のもの
    3.上下の歯の角度が悪く、下顎が前方に滑ってしまうもの
    まずどのタイプか(あるいはその複合型)を診断します。
    反対に噛んでいる場合、下顎が左右に3mm以上ずれている場合、および1番の上顎劣成長に関しては早期治療の対象となります。下顎のズレがある場合は、下顎骨の変形を避けるために、すぐに治療を開始しますが、まっすぐ噛んでいる場合は、上顎の自然成長は5歳頃まであるので、それを過ぎてから、2枚の頭部レントゲン写真を撮影して行う有料カウンセリングを受けます。
    1のタイプである上顎骨の(前後的および側方的)劣成長は、骨格型反対咬合の特徴であり、成長期にアプローチすると根本的に咬合を改善できます。
    治療としては狭い上顎を横に広げ、上顎骨を前方に牽引します。これはこの時期の上顎が左右二つの骨から成り、頭蓋骨との接続がまだ軟骨であるから可能な事です。9歳頃には頭蓋骨と一体化するので、早期の治療が必要です。
    2.のタイプは下顎骨の成長が落ち着く頃(思春期生成長の後)にマルチブラケット(歯に付けるボタンとワイヤー)治療を開始します。
    3.のタイプはそのままにしておくと、下顎の関節がズレた位置に出来てしまうので、前歯が永久歯に生え変わっても反対咬合なら治療します。この場合はリンガルアーチという装置で裏側から、上の前歯を前方に押し出します。
    下顎を出して話す癖があるという事ですが、鼻がつまりやすい、いつも口が開いている、いびきがひどい、寝相が悪いなどの症状はありませんか?その場合には耳鼻科疾患が反対咬合の原因になっている事がありますので、耳鼻科医と協力しながら治療を進めていく事もあります。
    私は火曜日と木曜日は霧島市の診療室、それ以外は都城にいます。
    まずは一度相談される事をおすすめします。

     

    【ご相談内容】

    小学1年生の娘です。先日、学校の歯科検診で奥歯上下4本がエナメル形成不全と診断され、近所の歯医者さんに見てもらいました。現時点では自宅で仕上げ磨きをして、その時にフッ素をつけること、2ヶ月に一度、通院しフッ素を塗布することしか今は出来ないと言われました。女の子だし、見た目も気になるので何とかしてあげたいと焦ってしまいます。前歯も大人の歯に生え変わりましたが一部が色がついていて聞いてみると、普通の人より歯が弱くこのような変色もあると言われました。今はやはり、自宅と病院でのフッ素塗布しか出来ることはないのでしょうか?またエナメル質は治療によりまた形成することが出来るのでしょうか?

    【回答】

    エナメル質形成不全自体は珍しいものではなく、程度の軽いものであれば多くのお子さんで観察する事ができます。
    私たちが治療対象とするのは重度のもの(穴があいていたり、表面がボロボロ崩れるもの)です。
    そのような重度のものについては、グラスアイオノマーシーラントと呼ばれるむし歯予防材料で形成不全部をコーティングします。
    そして常に清掃を心がけ、フッ化物配合の歯磨剤やフッ化物洗口液を使用します。そして、エナメル質が成熟した所で、修復処置をします。おそらく前歯の変色も形成不全によるものと思われます。こちらも見た目が気になる場合は、グラスアイオノマーシーラントで表面をコーティングします。
    シーラント材は乳白色なので、ある程度見た目は改善します。
    変色が強く見た目がとても気になる場合は、例外的ですが形成不全部を削除してプラスチックを充填する事もあります。
    ただエナメル質は顎骨の中にある時にだけ形成されるので、生えた後に形成される事は残念ながらありません。エナメル質形成不全は「形成不全型」と「石灰化不全型」に分けられます。前者はエナメル質の構造がきちんと作られないもの、後者はエナメル質が十分に石灰化しないものです。後者であれば、生えてからでもある程度石灰化しますので、フッ化物を利用しながら歯の成熟を図ると、少しずつ目立たなくなります。
    ただし色素沈着が起こった状態だと、完全に健全歯になる事は難しいでしょう。なぜならフッ化物の効果は歯の表層に限られるからです。
    いずれにしろエナメル質形成不全は歯の表面が「むし歯になりやすい」状態ですから、フッ化物の利用によって積極的なむし歯予防を行った方が良いでしょう。

     

     

    【ご相談内容】

    今年中学に入学する息子についてなのですが、歯並びが悪く、矯正を検討しています。
    また、今まで虫歯で(永久歯は)8本ほど治療してあり、前歯も樹脂のようなもので治療してあります。虫歯治療してあっても矯正はできるのでしょうか?
    また、現在も虫歯があるようなのですが、虫歯治療もあわせてしていただけるのでしょうか?

    【回答】

    むし歯の治療がしてあっても、矯正治療は可能です。
    ただし、むし歯がある場合は治療が終了してからの、矯正治療になります。
    治療は当院で可能です。しかし学校が始まると時間が取りにくくなるので、春休み中に治療を終了させるとよいでしょう。
    文面から察するに、お子さんのむし歯リスクはかなり高いようですね。
    当院ではむし歯菌のむし歯を作る能力や、唾液のむし歯予防をする力を調べる事ができます。矯正治療中にむし歯にならないよう、細心の注意をはらって治療しましょう。

     

     

    【ご相談内容】

    2歳10ヶ月の息子の事です。
    上の前歯が虫歯になってしまいました。2度進行止めの薬を塗布して貰いましたが、歯が溶けて隙間が広がってきています。
    やはり虫歯部分を削ったりと言った治療は出来ないでしょうか?

    【回答】

    進行止めが聞かないと言う事は、まだむし歯菌の活動が活発と言う事です。
    砂糖と歯の質の問題を解決する事を最優先しましょう。

    進行止めが効かない場合は「グラスアイオノマーセメント」という歯の質を強化するフッ素イオンを出し続けるセメントを詰める方法があります。
    そちらを試してみましょう。

    歯を削ってプラスチックを詰める方法もありますが、2歳児の歯では神経の部屋が広いので、むし歯になった部分をすべて取り除くと、神経の処置が必要になる場合も多いです。
    むし歯が神経に到達した場合は、次善の策として神経の処置をした上で、白いプラスチックを詰めますが、永久歯への影響を考えるとなるべく神経の処置はしないほうが良いです。
    4歳位ぐらいまでなんとか持ちこたえると、神経の部屋が狭くなるので、安全に白いプラスチックを詰める事ができます。

     

    【ご相談内容】

    6歳の娘です。下の前歯2本を残し、その両方の歯が抜けました。すでに永久歯がはえてきていますが、思った以上に永久歯が大きく、歯が生えてくるスペースが狭い為、様子を見て今、生えている下の前歯2本を抜いたり、削ったりと様子を見て行かないといけないと近所の歯科医には言われました。歯の大きさに対し、顎が細いんだと思います。友人などから、顎を広げる矯正があると聞きました。今すぐ、何か処置をした方がいいんじゃないかと不安です。それとも今、生えてきている段階なので様子をみていて大丈夫でしょうか?

    【回答】

    現在娘さんは6歳とのこと。
    実はヒトの歯列は4-8歳にかけて、前歯が永久歯に生え変わるに従って最も横方向に成長します。
    したがって一時的に凸凹していても8歳過ぎに自然にきれいに並んでしまう場合もあります。一方で、下顎が横方向に狭い場合、早期に歯列拡大を行うと、効果的であるという説もあります。
    しかし現在の所、小児歯科学会や矯正歯科学会が積極的に推奨しているわけではありません。(学問的な証拠が十分に揃っていないため)
    そこで当院では、このような場合、上4本、下4本が生え変わり、8歳の誕生日を過ぎ、歯列の横方向への成長が落ち着くまでは経過を観察します。
    その時点でまだ歯列が凸凹しているようなら、歯並びの検査をします。
    現時点で「検査をせずに」乳歯を抜いてしまったり、乳歯を削ったりと言う事はお勧めしません。不正咬合は単に「歯ならび」だけの問題ではなく、骨格や顎の位置関係等が複雑に関係しているため、局所的な対処をすると、かえって問題が複雑になる場合があるからです。歯ならびが凸凹している場合、下の前歯4本が生えていれば、その後に生えてくる永久歯の大きさが予測できますので、「歯の大きさと顎の大きさの不調和」について評価します。
    一 般的に不調和が5mm以内ならば、顎を広げることで、抜歯を避ける事ができる可能性が高く、10mmを超えるようなら、抜歯をした方が治療の安定や、顔貌の改善には良いようです。
    但し例外的に乳歯列でも積極的に治療する場合があります。それは歯並びのせいで下顎が左右に大きくずらされる場合と奥歯が反対に噛む場合、上顎がしっかり成長しない事が原因の反対咬合などです。
    このような場合は早目の治療が、効果的です。
    歯並びの治療は今日明日を急ぐ治療ではありません。もしご心配なら一度拝見させて頂ければと存じます。

     

    相談者 = 30歳代 女性

     

    【ご相談内容】

    娘は現在1才6ヶ月で、前歯が上下4本ずつと奥歯が上下2本ずつはえています。以前はすんなりと歯磨きをさせてくれたのに、最近は泣いて嫌がります。上の歯茎の痛い部分には触れないように気をつけていたし、原因がわかりません。

    子ども用の甘い歯磨き粉でも使えば、少しは口をあけてくれて磨きやすくなるのかなと思いながらもまだうがいができないので、それもためらっています。
    良い解決策があれば、教えてください。

    それから、フッ素はもう塗った方がよいのでしょうか?

    【回答】

    毎日の歯磨き(仕上げ磨き)大変ですね。
    ほとんどのお母様方が困ってらっしゃる事の一つです。

    さて、最近になってさせなくなったとの事ですが、お子さんの年齢から2つ原因が考えられます。

    1つ目は「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」
    上唇と歯ぐきをつなぐ「ひだ」がありますが、上の歯が伸びると同時にこれも一緒に伸びてくる場合があります。
    これに歯ブラシのヘッド(植毛部分)が当たると、とても痛いので、仕上げ磨きを嫌がるようになります。

    この部分を避けて磨くようにしてみると良いでしょう。

     

    2つ目は「自我の芽生え」です。2歳が近づくとより顕著になりますが、もしかしたらお子さんは自分で歯磨きするのが好きじゃありませんか?

    この時期は何でも「自分でする」という時期になります。つまり自分で歯磨きをしたのにもかかわらず、その後からお母さんに「歯磨き(仕上げ磨き)しますよー」と言わ
    れると、「自分でしたのにっ!」っと不機嫌になります。
    この時期は言葉で自分の感情や意思を完全に表現できませんから、泣いて嫌がるという行動に出ます。

    では、どうすれば良いのか?
    「何でも自分で」という時期は、裏を返せば「自分でした事を認めて欲しい」時期でもあります。
    だからアプローチを「仕上げ磨きするよー」から「きれいになったか見せてごらん、あーきれいになったねー」に変えてみます。
    この時に歯ブラシを動かす手を止めなければ、案外素直にさせてくれる場合もあります。

    ただ、先ほども申しましたように、この時期の子どもは「言葉のコミュニケーション」にそんなに頼っていません。
    ですから言葉で「きれいになったか見せてごらん」と言っていても、お母さんが心の中で「やるぞー!」って思っていると、子どもはお母さんの表情や仕草、雰囲気、言葉の調子から、しっかりと真意を読み取りますので、心から「どれぐらいきれいに出来たかな?」と思いながらすることが肝心です。

     

    いずれにしても、この時期の歯磨きは「歯垢を完全に落として、むし歯を予防する」というよりは「手洗い、うがいの習慣と同じように、自分の体を清潔にする」というような、良い生活習慣作りが目的となります。むし歯予防のためには、フッ素入り歯磨きを、口全体に行き渡らせるという意味で行います。

     

    歯磨き剤は使ってあげた方が、断然良いです。ただし、うがいが出来ない年齢ですので、フッ素濃度が抑えてあって、研磨剤、添加物の少ないものを選ぶ必要があります。
    歯科医院で衛生士さんに相談すると、その子の年齢にあったものを選んでくれます。

    歯科医院でのフッ素塗布は、高濃度のフッ素を使います。歯磨き粉に配合されている低濃度フッ素とは、作用の仕方が違います。

    いろいろな考え方がありますが、自由診療(患者さんの100%自己負担)になりますので、当院では「奥歯が生えてから」を目安にしています。
    医院によって、診療費が異なりますが、一般的に\1000から\2000の範囲であるようです。

     

    むし歯予防は、適切な砂糖の取り方とフッ化物の利用を中心に行います。歯磨きはその一環として行うものですから、「楽しく習慣づくり」を目標に行いましょう。

     

    相談者 = 30歳代 女性

     

    【ご相談内容】

    子どもの歯にフッ素を塗って頂きたいのですが、費用を教えて下さい

    【回答】

    フッ化物塗布は自費扱いになります。1回1580円です。乳幼児医療の対象にはなりません。歯ぐきに炎症があって、ブラッシング指導などを受ける必要がある時には、初診料と指導料がこのほかにかかります。お子様の年齢にもよりますが、1500円弱です。こちらは乳幼児医療の対象となります。総額3000円ぐらいを考えて置けば良いでしょう。

     

    相談者 = 30歳代 女性

     

    【ご相談内容】

    9才になる子どもの歯並びが悪く、矯正を考えています。いつごろから開始すれば良いのでしょうか?またHPの金額のところを見ましたが、どれにあてはまるのかわかりません。どの金額になるか、教えていただけませんでしょうか。また以前かかった歯科医院では永久歯4本の抜歯が必要と言われました。

    【回答】

    不正咬合の種類によって、治療の開始時期は異なります。例えば骨格の問題を抱えている患者さんでは、成長期に治療を開始しますので8歳頃までには治療をスタートしますが、そうでない場合は成長が落ち着く中学生以降にスタートします。お子さんの場合は「永久歯列期で4本抜歯」とのことですので、おそらく「歯の大きさと顎の大きさの不調和」があるのでしょう。

     

    一般的な目安ですが検査を受けた上で「歯の大きさと顎の大きさの不調和」が5mm以内ならば、成長期に顎を広げれば、抜歯を避ける事ができる可能性が高く、10mmを超えるようなら、抜歯をした方が治療の安定や、顔貌の改善には有利なようです。費用についてですが、「検査をしてみないとわからない」というのが、正直な所です。

     

    見た目は同じように見える不正咬合でも、原因がどこにあるか、重症度はどの程度かによって、どのステージまで管理が必要とされるかが異なるからです。咬合誘導は骨格や機能を整えるを「1期治療」と歯並びをそろえる「2期治療」に分けられます。「完全にきれいな歯並び」を求める場合や、永久歯の抜歯が必要となる患者さんでは「2期治療」(永久歯列期)の治療が前提となります。また「1期治療」だけで満足して、「2期治療」を選択されない患者さんもおられます。こちらの方で「1期治療」だけをお勧めして、希望があれば「2期治療」を追加するようお伝えする患者さんもいます。骨格や機能を整えるのは成長期でなくては難しいのですが、歯ならびはわりと後からでもきれいにする事はできます。

     

    カウンセリングの制度などもありますので、一度受診されてはいかがでしょうか?トリートメントコーディネーターが親身になってご相談を承ります。

     

    相談者 = 30歳代 女性

     

    【ご相談内容】

    こんにちわ。7歳になる娘なのですが、なかなか乳歯が抜けないなと思っていたら、下の乳歯の後ろから永久歯がはえてきました。まだそんなにぐらついていないのですが、このままの状態でよいのでしょうか?それとも抜歯したほうがよいのでしょうか?

    【回答】

    下の乳前歯が抜けないのに、永久歯が生えてくるのは良くある事です。
    まず3週間様子を見て下さい。それでも抜けなかったら、歯科医院に電話して予約を取って、抜いてもらって下さい。たとえ予約が1週間後になったとしても大丈夫です。

     

    その場合、永久歯がずいぶん後ろにあって心配でしょうが、下の前歯の場合だと自然に前に出てくる事がほとんどです。但し上の前歯の場合は、話が違います。上の乳前歯が抜ける前に永久歯が後ろから生えた場合は、すみやかに抜歯します。のんびり構えていると「しなくてよい矯正」をしないといけなくなる可能性が高いです。今回の場合は下の前歯なので「3週間様子を見る」という対応で良いでしょう。

     

    【ご相談内容】

    中学生の矯正はしてますか?上の前歯と糸切り歯の間が横向きに生えていて、やや歯が前に傾いているようです。矯正をと考えていますが概算の金額を教えて下さい。

    【回答】

    中学生の矯正は承っています。治療費の概算ですが、初回検査料が\7,350、診断料が\7,350、矯正基本料金が第二大臼歯(12歳臼歯)の移動が必要でない場合\525,000、必要な場合は\630,000です。このほかにかかる費用として調節料が月に1回、\3,150かかります。また、抜歯が必要となる場合\5,250/1本かかります(※料金は相談当時、最新の治療費はプライスリストのページをご参照ください)。

     

    抜歯が必要かどうか、簡単な検査を初診カウンセリングで承っておりますので、一度受診され、相談されてはいかがでしょうか?費用の支払い方法や心配事について、専門のカウンセラーがご相談に乗ります。また部分矯正をご希望の場合には、症例によりますので、ご相談ください。

     

    【ご相談内容】

    こんにちわ。7歳になる娘なのですが、なかなか乳歯が抜けないなと思っていたら、下の乳歯の後ろから永久歯がはえてきました。まだそんなにぐらついていないのですが、このままの状態でよいのでしょうか?それとも抜歯したほうがよいのでしょうか?

    【回答】

    下の乳前歯が抜けないのに、永久歯が生えてくるのは良くある事です。
    まず3週間様子を見て下さい。
    それでも抜けなかったら、歯科医院に電話して予約を取って、抜いてもらって下さい。
    たとえ予約が1週間後になったとしても大丈夫です。
    その場合、永久歯がずいぶん後ろにあって心配でしょうが、下の前歯の場合だと自然に前に出てくる事がほとんどです。
    但し上の前歯の場合は、話が違います。
    上の乳前歯が抜ける前に永久歯が後ろから生えた場合は、即抜歯です。
    のんびり構えていると「しなくてよい矯正」をしないといけなくなる可能性が高いです。
    今回の場合は下の前歯なので「3週間様子を見る」という対応で良いでしょう。
    良く分からない事がありましたら、またメールを下さい。

     

    【ご相談内容】

    娘(9歳)の歯並びが悪く、以前通った歯科医院では永久歯に生えそろってから2本ずつ抜歯するように勧められました。
    しかし、永久歯が乳歯を削ってる場所や、生えるべき場所が狭すぎる個所が出てきて不安に感じています。
    歯科矯正というと保険適用外で高額と思って手がでませんでした。
    金額のところを見せていただきましたが、どれになるのか分かりません。
    9歳くらいですとどの金額になるか、教えていただけませんでしょうか。
    お願いいたします。

    【回答】

    不正咬合の種類によって、治療の開始時期は異なります。
    例えば骨格の問題を抱えている患者さんでは、成長期に治療を開始しますので8歳頃までには治療をスタートしますが、そうでない場合は成長が落ち着く中学生以降にスタートします。
    お子さんの場合は「永久歯列期で4本抜歯」とのことですので、おそらく「歯の大きさと顎の大きさの不調和」があるのでしょう。
    一般的な目安ですが検査を受けた上で「歯の大きさと顎の大きさの不調和」が5mm以内ならば、成長期に顎を広げれば、抜歯を避ける事ができる可能性が高く、10mmを超えるようなら、抜歯をした方が治療の安定や、顔貌の改善には有利なようです。
    費用についてですが、「検査をしてみないとわからない」というのが、正直な所です。
    見た目は同じように見える不正咬合でも、原因がどこにあるか、重症度はどの程度かによって、どのステージまで管理が必要とされるかが異なるからです。
    咬合誘導は骨格や機能を整えるを「1期治療」と歯並びをそろえる「2期治療」に分けられます。
    「完全にきれいな歯並び」を求める場合や、永久歯の抜歯が必要となる患者さんでは「2期治療」(永久歯列期)の治療が前提となります。
    また「1期治療」だけで満足して、「2期治療」を選択されない患者さんもおられます。こちらの方で「1期治療」だけをお勧めして、希望があれば「2期治療」を追加するようお伝えする患者さんもいます。
    骨格や機能を整えるのは成長期でなくては難しいのですが、歯ならびはわりと後からでもきれいにする事はできます。
    カウンセリングの制度などもありますので、一度受診されてはいかがでしょうか?トリートメントコーディネーターが親身になってご相談を承ります。

     

    【ご相談内容】

    お尋ねします。
    子供の歯にフッ素を塗ってもらいたいんですが、料金を教えてもらいたいのと、予約はすぐに取れますでしょうか?
    よろしくお願いします。

    【回答】

    フッ化物塗布は自費扱いになります。
    1回1580円です。乳幼児医療の対象にはなりません。
    歯ぐきに炎症があって、ブラッシング指導などを受ける必要がある時には、初診料と指導料がこのほかにかかります。
    お子様の年齢にもよりますが、1500円弱です。こちらは乳幼児医療の対象となります。
    総額3000円ぐらいを考えて置けば良いでしょう。

     

    【ご相談内容】

    6娘の乳歯の前歯が抜けました。
    3週間後にダンス(ソロ)の大会に出るのですが、笑顔も採点の中に含まれています。ダンスの先生に仮歯のようなものを準備してくださいと言われました。

    踊る時にだけでも使えるような簡単なものでいいのですが、作っていただくことは可能ですか? その場合、費用はどのくらいかかるでしょうか?

    【回答】

    ダンス大会にむけて頑張ってるんですね。
    乳歯義歯を使えば可能です。
    歯ならびが悪くなる事を防ぐ目的で使う本格的な乳歯義歯は、かなりの金額になりますが、一時的に使うものであれば単純な習癖防止装置を応用します。
    その場合の費用は1装置につき7350円です。
    技工の混み具合にもよりますが、型取りから完成まで約1週間かかるので、早めの来院をおすすめします。

     

    【ご相談内容】

    息子は現在2歳6ヶ月です。前歯の間に虫歯ができています。まだ2歳なのですが、治療は可能でしょうか?

    【回答】

    2歳6ヶ月のお子さんの前歯は神経の部屋が大変広くなっています。
    普通にむし歯の治療をすると、神経の処置をする可能性が非常に高くなります。
    神経の処置はなるべく避けたいので、通常この年齢のお子さんでは
    「サホライド」という進行止めのお薬を使います。
    そのままにしているとむし歯が進行するので、早めに処置を受けた方が良いでしょう。

     

    【ご相談内容】

    1歳6ヶ月検診で、前歯に虫歯があるといわれたのですが その日にフッ素を塗ってもらってるのですが 治療はいつくらいにいったらいいのですか?

    【回答】

    健診でむし歯を指摘されたとのことですね。
    むし歯の程度にもよりますが、C1といってエナメル質という一番表層のむし歯であるなら食生活の注意して、定期的なフッ化物塗布を行えば進行しません。
    C2といって象牙質というエナメル質よりも深い層までむし歯が進行していれば、進行止めを塗る処置を行います。
    1歳7ヶ月だと歯の神経が収まっている部屋が広いので、削って詰めるという処置はほとんどしません。
    食生活の注意として「アメ・ガム・ジュース」といったむし歯リスクの高いおやつは控えましょう。
    アイスクリームは食べても大丈夫ですが、ビニール入りの「パ○コやパ○ちゃん」はむし歯になるので避けましょう。
    一度受診してむし歯の程度を詳しく判定した方が良いでしょうね。

     

    【ご相談内容】

    こんにちは。7ヶ月の息子のことで相談させてください。
    息子は現在、下4本、上2本の歯が生えています。私自身、息子の歯磨きが上手にできなかったので、8月23日に行われた霧島市の育児相談会で歯の磨き方を教わってきました。その時「癒合歯ですね」と言われました。
    下の歯が左右とも1本目と2本目がくっついています。
    歯並びが悪いなとは思っていたのですが、癒合歯というのを知り、驚いています。
    癒合歯の場合、永久歯はどのように生えてくるのでしょうか。そして、矯正が必要な場合、いつぐらいから治療を開始したらよろしいでしょうか。教えてください。よろしくお願いいたします。

    【回答】

    7ヶ月だとカワイイ歯が生えてくる頃ですね。
    下の前歯の癒合歯はよく認められる所見です。
    約50%の確率で問題なく永久歯が生えてきます。残りは永久歯が癒合歯だったり、永久歯が欠損したりします。
    歯並びへの影響は今の時点では「良い影響があるとも悪い影響があるとも言えない」という所です。
    歯並びの良い悪いを決める要因は「歯の大きさと顎の大きさのバランス」で決まります。
    そして「歯の大きさ」を決める遺伝子と「顎の大きさ」を決める遺伝子は別の遺伝子が支配しています。
    非常に簡単に言えば「大きい歯と大きい顎の組み合わせ」「小さい歯と小さい顎の組み合わせ」ではきれいに並びますし、「大きい歯と小さい顎の組み合わせ」だとデコボコしたり、前に飛び出したりします。
    この場合は顎を広げる矯正や、歯の数を減らす矯正が必要になります。
    もしお子さんの永久歯が欠損していた場合、歯の大きさと顎の大きさのバランスが取れていると、隙間が生じるので歯並びの問題が出てくる可能性があります。
    逆に「大きい歯と小さい顎の組み合わせ」になった場合は「歯の数を減らす」手間が省けます。
    この歯の大きさと顎の大きさのバランスが取れているかどうかがわかるのは「8歳、上下の前歯4本が生えてから」です。
    「歯の数」の問題や、癒合歯といった「歯の形」の問題はあくまで不正咬合の「一要因」ですから、それだけを心配しなくても大丈夫です。
    今の時期は離乳食を急がず、温野菜やささみ肉といった「歯ぐきでつぶせる固さの食材」を大きめの具材として与えていきましょう。
    ガブッと前歯でかじり取って、おくの歯ぐきで潰して飲み込む動作がきちんとできるようにしていきましょう。

     

    【ご相談内容】

    娘(7ヶ月)の下の前歯の歯茎の中に離乳食のカス(たぶん青のり)が入り込んでいるのですが、どうしたらいいでしょうか?
    最初は歯に付いていたのをガーゼで取ろうとしたのですが、歯茎の中に入ってしまい、奥の方に入っているため取れそうにありません。。。
    このままでは虫歯になってしまうのではないかと心配ですが、歯医者さんに行っても小さ過ぎる為口を開けてることもできません。

    【回答】

    ご心配お察しします。どうしていいかわからないですもんね。
    でも大丈夫です。
    歯と歯ぐきの隙間(歯肉溝ーしにくこう)に入った青のりは自然に排出されます。
    歯肉溝には歯肉溝浸出液という液が分泌されていて、それが自然に溝の外へと、青のりのかけらを押し出してくれます。
    ですから無理やり爪楊枝で取ったりしないようにして下さい。
    そのままにしておきましょう。
    それから青のりを、むし歯菌が栄養として使う事はできないのでむし歯になることもありません。
    どうぞ普段通りに食事をさせてあげて下さい。

     

    【ご相談内容】

    8月に前歯の虫歯治療した歯が一週間前から痛み出しました。鎮痛剤を服用するほど痛み出したので、二日前に、かかりつけの歯科医受診したところ、レントゲンで、見たら薬もしっかり入っているし神経を取った歯だから痛みが出ることはない。歯並びが元々悪いから噛み合わせが少し悪くなってきたのでは?と言われ、少し削って様子を見ることになりました。
    しかし、受診後も痛みがあり、鎮痛剤を服用して痛みを我慢している状態です。
    今現在も痛くて、辛そうです。今日は、ロキソニンを4回服用しています。
    素人考えですが、神経近くに膿がたまっているのではないか?と思うのですが、助言を宜しくお願い致します。

    【回答】

    歯の痛みは大変ですね。
    神経を取った歯の痛みは、ほとんどが歯根膜という歯を支える膜の炎症が原因です。
    どのような場合に炎症が起こるかというと、歯を強く打って、歯根膜が腫れた場合、噛み合わせがズレて歯根膜に無理な力がかかっている場合、歯根膜にバイキンが感染して歯根膜が張れたり、一部に膿がたまった場合に起こります。
    噛み合わせを調整しても痛みが引かない場合は、いよいよ歯根膜の感染が疑われますので、根の治療が必要になるでしょう。
    根を詰めている樹脂を外して、消毒薬をいれて根の先を消毒します。炎症の程度によっては抗生物質の内服が必要になる場合があります。
    今までの治療の経緯を良く知っているかかりつけの先生を今日のうちに受診しましょう。

     

    【ご相談内容】

    はじめまして。こんなことをご相談していいものか悩みましたが、とても気になってしまって仕方がないので、どうか教えてください。
    本日、3歳8ヶ月の息子と近所で遊んでいると、近所の同じ年頃の子どもが数人でてきたので一緒に遊ばせていました。
    あたしは、ひとりの母親と話し込んでしまい、その間に子供たちは私から死角のところで遊んでいました。
    どうやらその見えないところで、ひとりの子供が持っていたしゃぼん玉のストロー(もしかしたらその子の家の庭でずっと放置していたものかもしれませんが・・・)に息子が口をつけて使って遊んでしまっていたようです。
    家に帰りそのまますぐに疲れていたのか寝てしまい、起きてからそのことを息子から聞き唖然としてしまいました。
    私は神経質なところがあり、息子に対して歯磨きはいつでもどんな時でもとても丁寧にし、半年に1回はフッ素塗布もしています。なので虫歯は全くありません。
    しゃぼん玉のストローは口に直接つけるので、虫歯のことはもちろん、衛生上まわし使いなんてとてもじゃないけど考えられません。
    でも、目を離してしまった私が一番悪く、かなり落ち込んでいます。そのことがあってから随分時間も経っていますし、とにかく虫歯にならないか、体になにか悪影響がないかとてもとても心配です。
    何でもいいので、どんなものか教えてください。
    お忙しい中大変申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。長々と失礼いたしました。

    【回答】

    ビックリされたかもしれませんね。
    まずはむし歯の事からお話ししましょう。
    おそらく息子さんは2歳頃までには、すでにむし歯菌に感染していた可能性が非常に高いです。
    むし歯菌は大まかに分けると、むし歯を作り出す「ミュータンス菌群」とむし歯を進行させる「ラクトバチルス」の2種類に分けられます。
    そのうち「ラクトバチルス」については、生まれる時に産道感染しますから、生まれた時から口の中に住んでます。
    また「ミュータンス菌群」については、歯の生え始めた頃から感染が始まり、ほとんどの子どもが砂糖を口にし始める1歳から2歳までに感染が成立します。1歳以前のミュータンス菌群の早期感染はむし歯のリスクを高めますが、それ以降ならあまりむし歯の発症とは関係ありません。
    もともとミュータンス菌やラクトバチルスは口の中の常在菌(じょうざいきん)の一つで、むし歯を作るために口の中に住んでいるわけではありません。
    口の中ででんぷん質が分解された麦芽糖とブドウ糖を分解してわずかな酸を出し、口の中にカビが生えたり病原菌が増殖したりするのを防ぐ働きがあるのです。しかし自然界にはほとんど存在しない砂糖(砂糖は工業製品です)を分解すると、大量の酸を出し、ついには歯を溶かしてしまいます。これがいわゆるむし歯です。ですからむし歯予防の基本は歯みがきで菌を無くすのではなく、口の中のミュータンスやラクトバチルスに異常な働きをさせないという方針を取ります。すなわち砂糖の摂り方を気をつけるというものです。しかし一度覚えた砂糖の味はもう忘れる事ができません。そこでフッ化物を利用して歯を成熟させるという方針も取ります。歯は成熟すると簡単にはむし歯になりません。フッ化物を正しく利用すると歯の成熟が促進されます。
    ということで、今回の件でむし歯になったり、なりやすくなったりということはありませんので、とりあえず安心して下さい。
    むし歯予防をまとめると
    1.ジュースを飲まない(アメ・ガムもとらない)
    2.ダラダラ食べない
    3.夜寝る前のフッ素入り歯磨き
    です。(チョコ食べるなとかアイス食べるなとか、1日三回丁寧な歯みがきとか書いてない所がミソです)
    それから体に何か悪影響がないかとのことですが、他所のお子さん達が感染力の強い疾患(はしか、水ぼうそう、おたふく、嘔吐下痢症など)にかかっていれば感染しますが、そうでなければおそらく大丈夫でしょう。
    「ストローの回し使い」は趣味の問題ですから、ワイルドに育てたいと思えばさせてみても良いでしょうし、お上品に育てたいと思えばさせないように教育されたら良いと思います。ご夫婦で教育方針を話し合ってみられたら良いと思います。話は変わりますが、年齢によってむし歯の出来る場所が違います。3歳代では主に奥歯の溝や、前歯の隙間に出来ますが、4歳過ぎてくると歯と歯の間に出来るので、レントゲン写真を取らないとわかりません。特に乳歯は永久歯と違って相当むし歯が進行しないと痛みが出ませんので注意が必要です。

     

    【ご相談内容】

    はじめまして。1歳6か月児検診で下顎前突といわれました。いつごろから歯科で診てもらうべきですか?

    【回答】

    この時期に不正咬合を指摘されるとどうして良いか心配になりますね。
    でも大丈夫です。
    おそらく娘さんは下顎前突というより「反対咬合」の状態と考えられます。
    この時期の反対咬合は奥歯が生えてくると自然に治る場合も多いので、とりあえず心配はいりません。
    もし、鼻炎などで鼻が詰まりやすい場合は、舌の位置異常が起きて反対咬合がなかなか治らない場合があります。
    そのような場合は、鼻が詰まったら速やかに耳鼻科で鼻の通りを良くする必要があります。
    それから頻度は少ないのですが、遺伝性の反対咬合があります。
    この場合は3歳頃から、その傾向が著明になります。
    当面は2歳児歯科検診、3歳児検診をきちんと受けていれば大丈夫でしょう。
    もう少し詳しく知りたい場合は、一度受診して頂ければ、お話出来ると思います。

     

    【ご相談内容】

    4歳になる娘のことで相談です。まだ歯医者に行ったことがないのですが、すこし発達遅れで、とにかく普通の病院でも嫌いで、ひどく泣きじゃくります。先日、口の中をのぞくと、小さい黒っぽい虫歯らしきものが、出来てて、どこの歯医者へ連れて行ったらいいものか。。と憂鬱になっております。小児の歯医者なら、ルタンさんが良いという話を聞いたもので、多少泣きじゃくっても診て頂けるものか?という相談になります。。。最初口はあけるのですが、すぐに閉じてしまうので。。。

    【回答】

    お子さんのお口の中にむし歯らしいものが見えるとの事、心配ですね。
    当院での診察は全く問題ありません。連れていらして下さい。
    但し今は冬休み中なので、非常に混み合っています。
    来週であれば、比較的空いてきますので、ゆっくり診る事ができると思います。
    できれば午前中であれば、担当の衛生士が詳細にお子様の状態をお聞きして対応できると思います。
    まずは受付にお電話ください。お待ちしております。

     

    【ご相談内容】

    現在11カ月の子のことで相談です。6カ月のころに下の前歯がはえはじめ、現在3本目となる上の前歯がはえてきてるところです。9カ月の頃くらいから下の前歯の歯と歯の間に、白くなってる部分がみられるようになりました。
    現在は毎日歯磨きしていますが、それまでは3日に1回くらいだったので、初期虫歯なのか、歯科受診したほうがいいのか気になっています。
    また、歯と歯の隙間が少なく、将来歯並びが悪くなるのではと心配です。歯並びが悪くならないように、今出来ることがあれば教えて欲しいです。

    【回答】

    下の前歯の歯と歯の間が白くなっているのが心配との事ですね。
    おそらくそれは「乳歯歯石」であると考えられます。
    大人の歯周病で見られるものとは違い、病原性は無いので心配はいりません。
    ただし、大量に付着すると、プラーク(歯垢)が残存しやすくなり、歯肉炎の原因となる事があります。
    当院で管理中のお子さんのばあい、乳歯歯石がある程度付着したら、取り除くようにしています。
    歯と歯の隙間が少ないとの事ですが、この時期の「隙間のあるなし」は将来的な歯並びとはあまり関係がありません。
    11ヶ月ですからお母様が見ている中で野菜類を中心に色々な食べ物にチャレンジさせると良いでしょう。
    特にこの時期は「大きな」食べ物を前歯でしっかり噛みちぎって食べることが大切です。
    奥歯が生えると「歯ブラシ」を使った仕上げが効率的になります。またフッ化物塗布を始める時期になりますので、それを目安に「小児歯科デビュー」すると良いでしょう。
    御不明な点がありましたら、いつでもご相談ください。

     

    【ご相談内容】

    5歳の娘について、矯正を薦められました。まだ大人の歯はなくすべて乳歯ですが、上は正面の歯だけやや前に生え(きれいに並ばすやや段)、下の歯もすきまがない状態です。下の右4番目の歯も噛み合わせが悪く上の歯よりも前に出ています。あごが異常に小さいということで、ワイヤーを使った矯正を、とのことです。確かにより大きい大人の歯が生えると確実にきれいに並ばない気もしているし、矯正をしないという選択肢はないのだろうな、とは思っていますが、いかんせん何年も掛かる上、上下で17万円の費用が掛かるといわれているので、セカンドオピニオン的に伺った方が良いのでしょうか?それともこれぐらいであれば良心的と思って、すぐにでも治療を始めた方が良いのでしょうか?

     

    【ご相談内容】
    5歳の息子がいます。年長児です。
    下の歯並びが悪く、今虫歯治療で通っている歯医者ではまだ矯正はしないと言われています。永久歯はまだはえてないのですが、生える前に矯正をしたほうがいいのか?歯並びは顎が細く、重なるような並びをしています。

    【回答】

    娘さん(息子さん)の歯並びの事が気になるのですね。
    乳歯の時から歯ならびが凸凹している状態を乳歯列叢生といいます。
    乳歯列にはもともと隙間があるのが正常咬合とされていますので、それと区別するために、このような名前がついています。
    文面から推察すると、娘さんもそのような状態にあるようですね。
    乳歯列から顎を広げる治療がありますが、あまり一般的ではありません。
    なぜなら人の歯列は4-8歳にかけて、前歯が永久歯に生え変わるに従って最も成長します。
    したがって一時的に凸凹していても8歳過ぎに自然にきれいに並んでしまう場合もあるからです。
    当院ではこのような場合、上4本、下4本が生え変わり、8歳の誕生日を過ぎ、歯列の横方向への成長が落ち着くまでは経過を観察します。
    その時点でまだ歯列が凸凹しているようなら、歯並びの検査をします。
    下の前歯4本が生えていれば、その後に生えてくる永久歯の大きさが予測できますので、「歯の大きさと顎の大きさの不調和」について評価します。
    一般的に不調和が5mm以内ならば、顎を広げることで、抜歯を避ける事ができる可能性が高く、10mmを超えるようなら、抜歯をした方が治療の安定や、顔貌の改善には良いようです。
    但し例外的に乳歯列でも積極的に治療する場合があります。
    それは歯並びのせいで下顎が左右に大きくずらされる場合と奥歯が反対に噛む場合、上顎がしっかり成長しない事が原因の反対咬合などです。
    このような場合は早目の治療が、効果的です。
    歯並びの治療は今日明日を急ぐ治療ではありません。
    もしご心配なら一度拝見させて頂ければと存じます。

     

    【ご相談内容】

    8歳の娘が、反対咬合といわれ、他の病院では一期治療で大体25万くらいと診断されました。上前歯が真っ直ぐはえてこず上顎が小さいらしいのですが、ルタンさんも同じくらいでしょうか?

    【回答】

    8歳で反対咬合なら、治療開始のタイミングとしては適切ですね。
    >上前歯が真っ直ぐはえてこず上顎が小さい
    反対咬合によくあるパターンです。
    特に上顎骨の(前後的および側方的)劣成長は骨格型反対咬合の特徴であり、成長期にアプローチすると根本的に咬合を改善できます。
    治療としては狭い上顎を横に広げ、上顎骨を前方に牽引します。これはこの時期の上顎が左右二つの骨から成り、頭蓋骨との接続がまだ軟骨であるから可能な事です。
    次に、歯の角度を修正して反対咬合を治療します。(順番はお子さまの状態によって入れ替わる場合があります)
    >一期治療で大体25万くらい
    お子さまの歯の生え方にもよりますが、当院では
    初回検査料\8,400
    診断料\8,400
    治療計画作成料\8,400
    矯正基本料が\178,500から\283,500が一般的です。
    これは重症度によるもので、軽症なら治療期間は短くなりますし、重症なら治療期間が長くなったり、装置の種類が増えるからです。
    矯正治療は自由診療なので医院によって費用は異なりますが、8歳児の一期治療は25万円前後というのは一般的だと思います。
    但し、もう少し年齢があがると費用も同じ治療でももう少し費用が上がる傾向にあるようです。

    また、反対咬合のうち、下顎骨の過成長によるものは、身長の伸びがピークを迎えた1年後ぐらいまで下顎骨が伸び続けるので、反対咬合が再発する場合があります。
    その場合や、完全にきれいな歯並びを求める場合は第二期の治療が必要になります。
    当院では第二期の治療が必要になった場合は、第二期の料金から一期治療の料金を差し引いたものが追加料金として必要になります。
    いずれにしろ矯正治療は長期間かかりますので、医院との相性、通院のしやすさなど、お子さんの生活スタイルに合ったところを選ぶと良いでしょう。
    またわからない点がありましたら、いつでもご相談下さい。

     

    【ご相談内容】

    2歳の息子ですが、下の前歯( センターから左へ2番目)が一本足りません。
    インターネットで調べた感じでは、おそらく先天性欠如?と呼ばれるものかと思われます。
    将来の噛み合わせなど不安ですが、永久歯がはえる可能性も捨てきれないみたいですし診察のタイミングがわかりません。
    しかし、早めにしておかないといけないのかな?とも思います。
    今できることや費用の準備も兼ねてこのケースのかかると思われる費用教えていただけますか?

    【回答】

    さて、乳前歯の先天欠損は珍しいものではありません。
    また、後継の永久歯が欠損する確率は50%程度です。
    たしかに乳前歯が欠損していると、前歯部の歯列は狭窄し、永久歯の欠損が無かった場合は叢生といって、凸凹の歯並びになる可能性があります。
    しかし、前歯部の横方向への成長は8歳ぐらいまで続くので、歯の大きさと顎の多きさのバランスが取れている場合は、自然に凸凹が無くなる場合があります。
    8歳を過ぎて、全ての永久前歯が生えても、凸凹が無くならなかった場合は、その時点で矯正検査をする事になります。
    診察のタイミングは、歯並びとは別に2歳児歯科検診をきっかけにむし歯予防で歯科医院に通い、適切な食生活指導を受けましょう。検査が必要になった時期にご案内できます。
    費用は「混合歯列前期に終了するもの(1年未満~2年以上)¥178,500~283,500」が適用になると思われます。
    完全にきれいな永久歯列を求める場合は、2期治療を追加するので、トータルで\525,000から\630,000がかかります。
    詳しい事はトリートメントコーディネーターがご説明致しますので、お気軽にご相談下さい。

    【ご相談内容】

    中学1年生の息子の矯正を検討中ですが、矯正期間中に転勤で他県へ引っ越す場合の治療費はどうなりますか?教えて下さい。

    【回答】

    息子さんの現在の歯並びの状況によります。
    現在中1と言う事は、完全にきれいな歯並びを目指す永久歯列期の治療になると思われます。
    途中で転勤して、他院を受診した場合は全て最初から(検査料も含めて)料金がかかります。
    したがって、転勤の可能性が無くなった時に、あるいは2-3年は落ち着いていると言う時期に矯正をするのが良いでしょう。
    ただし男の子の場合はまだ永久歯列が完成していない場合があります。
    その場合、顎の位置のズレ等があれば早期に治しておくと、後の治療が楽になるメリットがあります。